本日発刊
『Modern felt from Northern Europe
羊毛に恋した作家たち』
マリア書房から届きました。
今回は20冊注文しましたので、
中をご覧になりたい方は、どうぞ森のこびとにお立ち寄りください。
もちろん販売もしています(^_^)v 9月20日現在 残り18冊です。
一足先に見た私の感想。
本来、ウェットフェルトに主軸を置きたいくせに、
現在の流れに逆らわず?逆らえず?
ニードルフェルトに時間を費やしている私にとっては、
羨望と嫉妬とが入り混じった、深いため息が出た本でした。
北欧のフェルト作家7名の作品群は、
工法も発想も、それはそれは個に基づいてなされているし、
短時間で仕上げたいなどという考えは全くみられません。
自分のフェルトを表現するために、何年もの時間を費やしています。
だからでしょうか。
真似してやろうとか盗んでやろうという時限の作品ではないのです。
素直に教えを請いたい思えるものでした。
日本にも素晴らしいフェルト作家はいるでしょうが、
フェルト作品完成のために、個人で工場を買い取ったり、
機械まで作っちゃったなんて事は聞いたことないですもの。
ほとんどがカラー写真です。
作品の多くは大胆なデザインなのに、
フェルト化していく工程は繊細だろうことが推測できるほど、
細かいところまで分かります。
オウムと作家が写っている写真下のコメントに
歳をとって片足を失ったオウムを引き取り、
フェルトで義足を作って可愛がっている・・・なんて書いてありました。
面白いでしょ(^^♪
写真は美しく、説明文章も無駄がない!
けれど・・・A5判で本が小さくて、
同じマリア書房から出ている『創作市場 羊毛フェルトに遊ぶ』に比べると、
ニードルフェルトが好きな方には、
2310円(税込み)はちょっと高いと感じられるかもしれません。
ニードルのみで作ったものは、1点も載っていなかったです。
ウェットフェルトが好きな方にはお勧めしたい!!です。
目次の次ページに見開き一面の写真が、
マリア書房からのご案内葉書になっていました。
素敵です。
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